時代を超えて暮らしを支える、竹の台所道具【公長斎小菅】

こんにちは。“ころは”の店主です。

当店でお取り扱いをさせて頂いている、【公長斎小菅】さんの竹細工です。

昔から私たちの暮らしを支えてきた竹の台所道具。

大切に扱うほどに味わいが増し、一生使えるのも魅力的な道具です。

竹細工の魅力、公長斎小菅の製品へのこだわりについてご紹介いたします。

 

丈夫で環境にやさしい竹細工

 

竹製品は、古くから日本人の暮らしに広く親しまれ、 密接なかかわりをもってきたこともあり、癒しや和みを感じさせてくれるものです。

主に材料に使われる孟宗竹(もうそうちく)は 日本の竹類の中では最も大きく、その肉厚を生かして匙や箸などの製品や建築用の材料に用いられています。

11月~2月に竹を伐採し、暖かくなる3月頃から専用の釜で煮て、油抜きをします。
その後、1カ月以上天日にさらすことでようやく材料となります。

さらに、職人の手により竹工(ちっこう)されることで製品が完成します。
丈夫で環境にやさしい竹製品は、古くから日本人の暮らしに広く親しまれ、 密接なかかわりをもってきたこともあり、癒しや和みを感じさせてくれるものです。

今の時代だからこそ、古いものを見直してみる価値があるのではないでしょうか。

 

公長斎小菅さんの竹製品

 

昔から私たちの暮らしを支えてきた“竹”の道具。

例えば、竹のざるなんかは、収納、水切り、持ち運びといった機能性に加え、手仕事ならではの美しさも備わっている竹製品です。

便利なだけでなく、それ以上の価値がたくさん、とても魅力的な素材です。

○鬼おろし

 

「鬼おろし」とは、鬼の歯のようにギザギザとした鋭い歯が特徴のおろし器です。

竹は丈夫で硬く、熱の伝導率が低いため、野菜の鮮度が保たれたままおろすことができます。

また、竹は古くから竹の皮でおむすびを包んだり、水筒にしたりと、食品の保存用として使われてきました。

これは天然の抗菌性を持っており、衛生的にも重宝された素材だからです。

鬼の歯のようにギザギザとした鋭い歯で粗くすりおろすことで、余分な水気のないシャキシャキとした食感の美味しい大根おろしが出来上がります。

通常の大根おろしを作った時に出てくる水分には、大根の食物繊維や栄養が詰まっています。

鬼おろしで作る大根おろしなら水分を含んだまま、大根の栄養をのがさず丸ごととることができます。

また、辛み成分が出にくいため辛いのが苦手な方にもおすすめです。

 

○スライサー

 

大根やニンジンを簡単に千切りにできる竹製のスライサー。

表と裏で刃の大きさが違うので、ひとつで2種類の千切りが作れます。

手間のかかる千切りもこれがあれば楽々。

細めの千切りと少し太めの千切りを料理に合わせて使い分けできて便利です。

人参ならきんぴらやしりしり、キャロットラペに。

サラダや刺身のつまの大根も簡単です。

ジャガイモやサツマイモを千切りにしてポテトガレットにも。

 

○そばざる

 

細かな編みで仕上げたそば盛り皿です。

細部までしっかりと編みこまれ、丈夫で存在感があります。

麺ざるとしてだけでなく、野菜やくだものの水きりざるとしても便利。

はらんを使った盛り付けなどで、料理皿や菓子皿としてもお使いください。

 

○高台ざる

 

椀型に編まれた小ぶりのそば盛り器です。

細部までしっかりと編みこまれ、丈夫で存在感があります。

高台付きなので水切りがよく、野菜やくだものの水きりざるとしても便利。

菓子皿やおつまみ皿としてもお使いください。

 

○米とぎ

 

手を濡らさなくてもお米がとげる、竹製の米とぎです。

お米は冷たい水で研いだ方が美味しく炊き上がります。

水の冷たい季節もこれがあれば安心。

ネイルをしている時や、手や指に怪我をしている時にも手を濡らすことなく、お米をとぐことが出来てとても便利です。

持ち手の部分には根竹を使いました。

自然な凹凸が手に馴染んで握りやすく、使いやすいかたち。

竹製なので窯や器を傷つけにくいのも特徴です。

米とぎとしてだけではなく、ドレッシング類を混ぜたり泡だて器としてもお使いいただけます。

 

○茶こし

 

美しく編み込まれた竹製の茶こしです。

かごの部分は竹を編んで作られています。

かごの上下に持ち手とひっかけ部分があるので、お湯呑みに直接漉すことができます。

お茶だけでなく、お出汁用にもお使い頂けます。

 

○トング

 

ナチュラルな色合いの小さな竹製のトングです。

竹の手に馴染む持ち心地が使いやすく、コーヒーシュガーを掴める丁度良い大きさです。

食卓でお漬物や薬味などの取り分けにもお使いください。

S,M,Lのサイズがあるので用途に合わせてお使い頂けます。

 

○みやび箸

 

竹の特性を生かし、箸先を特に細く仕上げたお箸です。

食い先部分は、漆を塗り拭いて乾かす工程を二度繰り返す拭き漆の技法で仕上げています。

軽さと箸先の細さが特徴の竹の箸は、滑りにくく口当たりが優しいため、食事をより美味しくお召し上がりいただけます。

 

○根竹取り箸

 

竹の根っこを使ったお箸です。

竹は、地中に張り巡らされる地下茎によって驚異的な繁殖力を持っています。

その先端となる竹の根を使った、生命力溢れる特徴的なお箸です。

材料となるのは布袋竹(ホテイチク)という竹で、根は地面から引き抜くのではなく、崖から飛び出したものを切り取って採取します。

また、根の太さは先端に向かって細くなっており、箸に適した大きさの部位は希少とされています。

天然素材ならではの趣きのあるお箸です。

料理のアクセントとして是非お楽しみください。

公長斎小菅さんの竹製品は、他にも多数ございます。

他商品については、当店のオンラインストアに掲載されています。

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“公長斎小菅”さんについて。

 

京都『公長斎小菅』は、1898年創業の竹工芸の老舗です。

時代と共に変化する生活に合わせながらも、日本人の大切にする「繊細」や「丁寧」といった感性や価値観を持ち続け、日々ものづくりに向き合っていらっしゃいます。

 

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