
【市野耕・石井桃子 二人展】
参加作家:市野耕[陶芸]/石井桃子[陶芸]
会期:2026年9月12日(土)~9月27日(日)
※月・火定休
(9/21(月/祝),9/22(火/祝)は営業、9/24(木),9/25(金)はお休み)
こんにちは。“ころは”の店主です。
9月12日(土)から開催する展示会のご紹介です。
土の表情と釉薬の色を生かした、市野耕さんのうつわ。
繊細な筆で、ひとつひとつ模様を描く、石井桃子さんの染付のうつわ。
同じ丹波篠山で制作されているお二人ですが、その表現はそれぞれに異なります。
彫りや釉薬によって生まれる、土の豊かな表情。
白いうつわの上に描かれる、静かな青の景色。
それぞれの個性を楽しみながら、二人のうつわを組み合わせることで生まれる食卓の景色も、今回の展示で楽しんでいただけたらと思います。
市野耕さんの作品
― 土の表情を楽しむ、力強く味わい深いうつわ ―

市野耕さんは、丹波篠山を拠点に、トルコブルーや灰釉、粉引、マンガン釉など、さまざまな釉薬を用いたうつわを制作されています。
印象的なのは、土そのものの質感と、釉薬が生み出す豊かな表情。
ひとつひとつ丁寧に彫られた葉紋のしのぎには手仕事ならではの揺らぎがあり、そこに釉薬が重なることで、陰影のある美しい景色が生まれます。
鮮やかでありながら深みのあるトルコブルー。
落ち着いた色合いの灰釉やマンガン釉。
やわらかな表情を見せる粉引。
色や質感はそれぞれ異なりますが、どのうつわにも土の存在がしっかりと感じられます。
そして、市野さんのうつわは、料理を盛りつけたときの佇まいも魅力です。
素朴な家庭料理をおおらかに受け止めたり、いつもの料理をきりっと引き締めてくれたり。
しっかりとした存在感がありながら、毎日の食卓に自然と馴染んでくれます。
使うほどに愛着が増していくような、頼もしいうつわ。
ぜひ手に取り、土の質感や釉薬の表情をじっくりとご覧ください。

石井桃子さんの作品
― 繊細な筆から生まれる、やわらかな染付のうつわ ―

石井桃子さんは、染付の技法を用い、ひとつひとつ丁寧に絵付けしたうつわを制作されています。
染付とは、青い顔料で素地に模様を描き、その上から透明釉を施して焼き上げる技法。
古くから親しまれてきた技法ですが、石井さんの作品には、一目見てそれと分かる独特の世界があります。
少し黄みを帯びたやわらかな素地に、深い青で描かれる繊細な線。
細やかな筆の動きから生まれる模様には、端正さのなかにも手仕事ならではの温かみが感じられます。
また、青みを帯びた透明釉の表面には細かな貫入が入り、使い込むことで少しずつ表情が変化していくのも魅力のひとつです。
染付というと和の印象がありますが、石井さんのうつわは、和食だけでなく洋食やお菓子にもよく似合います。
料理を盛りつけると、描かれた青がほどよいアクセントとなり、いつもの食卓に静かな華やかさを添えてくれます。
一枚だけでも。
いくつかの模様を組み合わせても。
少しずつ集めながら、日々の食卓で楽しみたくなるうつわです。


二人のうつわが並ぶ景色
土の質感や釉薬の景色を生かす、市野耕さん。
白い素地に、繊細な青の線を描く、石井桃子さん。
表現方法は異なりますが、どちらのうつわにも共通しているのは、手仕事の跡を感じながら、日々の暮らしの中で使えること。
市野さんの深みのある色のうつわに、石井さんの染付を合わせてみたり。
異なる質感や色を組み合わせることで、一人の作家だけでは生まれない食卓の景色が広がります。
それぞれの作品をじっくりと見るのはもちろん、二人のうつわを行き来しながら、
「このお皿と、この小鉢を合わせてみよう」
そんなふうに組み合わせを考える時間も楽しんでいただけたら嬉しいです。
展示会概要|市野耕・石井桃子 二人展

参加作家:市野耕[陶芸]/石井桃子[陶芸]
会期:2026年9月12日(土)~9月27日(日)
※月・火定休
(9/21(月/祝),9/22(火/祝)は営業、9/24(木),9/25(金)はお休み)
時間:11:00~16:30(L.O.16:00)
会場:ころは -うつわと道具と喫茶室-
〒673-0755
兵庫県三木市口吉川町大島55
※混雑が予想される場合は、整理券をお配りする可能性がございます。
会期中に準備が整い次第、オンラインにアップいたします。
市野耕さんの、土と釉薬がつくる豊かな表情。
石井桃子さんの、繊細な筆から生まれる青の景色。
それぞれの魅力と、二人のうつわが並ぶことで生まれる新しい景色を、ぜひこの機会にお楽しみください。


