こんにちは。“ころは”店主です。
今回のブログでは、現在取扱させて頂いている【村上直子(器のしごと)】さんをご紹介いたします。
器のしごとは、陶芸作家の村上直子と白井隆仁が手掛ける器とアクセサリーのアトリエ&ギャラリーです。
村上直子さんが、陶器のうつわとカトラリーを制作。
白井隆仁さんが、陶器のアクセサリーやオブジェを制作されています。
当店では、村上直子さんが手掛けるうつわを取扱しております。
村上直子さんの作品の魅力などをお伝えしていますので、最後までお読みください。
村上直子さんは、長く使い続けたいと思うものを制作し、移り変わっていく表情を楽しみながら日々器の制作を行っています。
シンプルでいて、土の温かみを感じる作品の数々。
ネーミングの楽しさと、風合いと愛らしい形が本当に魅力的です。
村上直子さんの作品には、以下の4つのシリーズがあります。
“shiromoegi”シリーズ
荒い赤土に白化粧を施したshiromoegiシリーズ。
土の中にある鉄分が釉薬をかけ焼成することによって表面に現れ琥珀色の鉄点模様が浮かび上がります。
模様の大きさは大きかったり、小さかったりと様々。
化粧のかけるタイミングや濃さによって、ところどころうっすらと土肌が透けていたり、土の中に隠れていた小さな小石がぷつっと出ていたりと、いろんな景色を楽しめるのが特徴です。
“moegi”シリーズ
moegiに使っている土はかなり荒い赤土で、釉薬は土灰釉でオリジナルの調合をしています。
温度は1200度と若干低めで、表にヒビがはいったようなばりばりの表情を出しています。
ひとつひとつヒビの入り方や色が違うのは、窯の中の焼く場所が違うためです。
この器は使い込むうちにいろんな色に変化していく、成長する器であることが特徴です。
“鉄錆 tetsusabi”シリーズ
古く時間を経てできたもの、朽ちてゆく姿や過程に心惹かれ、器にもその様を表現したいと考え生まれた鉄錆シリーズ。
アンティークのような雰囲気の鉄錆は見た目にも、また使っても楽しめる金属のような質感が特徴の器です。
プレートやカップ側面にも刻印やロゴを入れ、さらにアンティーク感を出しています。
“黒錆 kurosabi”シリーズ
しっとりとしたアンティークのような質感の黒錆。
同じ黒い色でも、光によって、また見る角度によっていろんな表情を見せてくれます。
黒色の中に錆びたような風合いの茶や黒い焦げ目、金色の色が混じっており、器一つ一つの色合いが違います。
黒錆の器は食材を選ばず、どんなお料理にも映えます。
村上直子さんは、シンプルで使い手に寄り添ったうつわを制作されています。
うつわは食材を盛り付けて初めて完成し、料理を引き立てるもの。
「こんな形があったらいいな」と思うものを丁寧に生み出し、デザインと機能のバランスを考えて制作されています。
‑‑ 村上直子さん 略歴 ‑‑
1998年 滋賀県立信楽窯業技術試験場 小物ロクロ
1999年 株)羅工房にて陶器制作
2007年 shop「器のしごと」始める
2008年 東京暮らしを彩る器展 コーディネート部門審査員賞
2009年 東京暮らしを彩る器展 コーディネート部門入選
2010年 恵比寿三越個展
2018年 Aqours gallery 位於台灣 個展
2018年 金融街購物中心 模範書局 北京
2018年 ippukuの器展 新宿伊勢丹
2018年 パンの器展 銀座三越
2020年 「souvenirs」Paris web企画展
村上直子さんのうつわは、シンプルながらも食卓を華やかに彩る魅力があります。
ぜひ、村上さんのうつわをお楽しみください。