
兵庫県の神戸市垂水で「ころは」を始めて、今年で7年経ちました。
自己紹介記事でもご報告しましたが、
2023年の春に三木市に移転することとなりました。
開業から4年が経ち、うつわ屋をリニューアルし、少し落ち着き始めた頃からでしょうか。
いずれはお店をもう少し広い場所に移転したいと二人で話をしていました。
「もっと落ち着いた場所で食事をして貰いたい!」
「今より広いスペースでゆったりと展示品を見て貰いたい!」
「1階カレー屋、2階うつわ屋と空間を分けないで、フラットな空間でくつろいで欲しい!」
「街中ではなく、自然が溢れる田舎でお店をするのも楽しそう!」
という考えがあって、良い場所があれば移転したいなぁ、と。
そんな理想を抱えながらも、なかなか行動に移すことができず。
日々の忙しさから、ただただ時間だけが過ぎてしまいました。
そんな中、コロナが騒がれ始め、あっという間に世の中は危機的な状況に。
カレー屋も緊急事態宣言の発令で店を休むことになりました。
こんな中で実店舗を持つ意味ってあるのかな。という後ろ向きな考えも湧いてきたり。。
色々な考えがよぎる中、二人は共通の想いがあることに気づいたのです。
『自然への想い』
私たち夫婦は共に神戸市の中でも自然が近い地域で過ごしてきました。
緑豊かで自然溢れる環境。
子供の頃は、夏は山で虫を採ったり、川でザリガニ釣りをしたり、冬は雪だるまを作ったりと自然が遊び場でした。
大人になっても、よく山登りをしたり自然を体感できる場所が二人とも好きでした。
そんな二人がこれからの店づくりを考えるにあたって、「自然」という存在が大きなものであると感じていました。
「自然を感じながら、自然から生まれるうつわや食べ物を感じてもらいたい。」
「土に触れることで五感を刺激し、そこでの体験を思い出にしてほしい。」
「そこに行くことで、何かの気づきやきっかけが生まれる場所であってほしい。」
そんな思いから、都会から離れた古民家で店をしたいという考えに向かっていったのでした。
物事って歯車がかみ合った時のように、急に動き出すことがあるんですね。
知り合いの紹介で物件を探し始めたら、まだ市場に出る前の理想的な古民家と出会ったのです。
何よりもそこで店を開くというイメージがすぐに頭に思い描くことができたことが決め手でした。
あれよあれよという間に物件取得となり、移転計画が進んでしまったのです。
それでは、移転予定の古民家を少しご紹介します。




明治時代に建築されたそうなので、築約150年の古民家です。
雰囲気のある物件でとても気に入っているのですが、古い分問題は山積。
これからどう店づくりをしていくか楽しみなのですが、ぶつかる壁も多くなりそうです。
次回からは、今後の移転計画や発生した問題点などをご紹介していこうと思っています。
物件の現状については、こちらの記事をご確認ください。
引き続き、お読み頂けるとうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。